 常磐自動車道⇒谷田部インター⇒１９号線をつくば方面に数分⇒上横場交差点を右折⇒３５４ 号線数分⇒道の右側：クライミングジムスポーレ・・・スポーレは巨大ショッピングモールの中に あるＣｉｎｅｐｌｅｘという映画館の正面玄関を入ったところにあった。インドアクライミング施設の新 しい形がそこに在った。 、 |
 右が映画館の入り口で、左がクライミングジムである。ちなみにジムの左はボーリング場になっ ている。ジムの壁の高さは２２メートル、たぶん関東では最大の高さだろう。ジムのオーナーは ショッピングモール全体の経営会社だ。 、 |
 施工はホッチアンドホールド社でスメアリングの効く吹きつけタイル＆ザラザラ仕上げのボード にホールドが取り付けてあって高級感がある。高さ２２メートルに作られるルートだから一つ一 つのムーブは難しくない。日和田の松の木ハングが登れる程度の人がイレブンに挑戦できる （持久力があればオンサイトが可能）。 、 |
 ボルダリングエリアは９０度、１００度、１４０度の三面の壁がある。写真は１４０度ボルダーで左横の窓の中の部屋が受付とスタッフルームである。スタッフはお客さんになるべく声をかけるよ うにしていて、しゃべりもうまく接客方法にマニュアルがあってみんなできちんとトレーニングして いるのがよくわかる。 、 |
 一番目立つ正面の壁は正三角形のオブジェボードによって作られた多面体仕様だ。 レンタルハーネスやシューズはキッズ用が充実している。チイちゃんが登り始める。 、 |
 チイチャンの右を登るのは高校生ぐらいの若者のペアだった。ビレーヤーを受け持つ側の若 者の手は緩みがちだったけれど、不安は感じられなかった。なぜかというと、ルートの設計が 優れているからだ。高さがあってロープが長く出ているということが重要だ。高い位置にあるハ ング帯（クライマーはたくさんのプロテクションにクリップしている）に核心部が設定されている から、核心部で激しくフォールしてもプロテクションの摩擦とロープの伸びによるエネルギーの 吸収量が大きくてビレーヤーにかかる衝撃が少くないのだ。ビレーヤーがちょっと出遅れてロ ープを握っても止めることが出来るという設計なのだ。この若者ペアがクライミングの上達と共 に「ルートの安全設計の素晴らしさをも見抜けるように育って、出来れば自然の岩場に出て来 てほしい！」と願うものである。 |